新年度に気をつけたいメンタルヘルスのポイント
新年度に起きやすいリアリティショック
新しい年度が始まると、多くの人がリアリティショックを感じます。これは、期待していた生活や職場のイメージと、実際の現実とのギャップから生じる心理的な戸惑いやストレスのことです。
特に新しい環境に入った直後に起こりやすいので、新採用の方や異動したばかりの方などに注意が必要です。また、環境の変化が喜ばしい変化であっても、私たちのこころとからだは適応の過程でエネルギーをたくさん使いますので、いつもよりもセルフケアを意識して生活することが大切です。
リアリティショックとのつきあい方
リアリティショックによって生じるこころの変化として、自己評価のゆらぎがあります。これは「自分は周囲と比較してうまくやれていない」と過剰に感じてしまうこころの動きのことです。
大切なのは、リアリティショックは自然な反応であり、誰にでも起こり得ることを知っておくことです。環境に慣れるまでに時間がかかるのは当たり前のことですので、焦らず少しずつ、自分のペースを取り戻していきましょう。
セルフケアのポイント
〇小さな習慣を整える:変化が大きい時ほど、睡眠・食事・運動の3本柱を中心として、朝や帰宅後のルーティンを決めて生活リズムを作っていくことを意識しましょう。
〇寝る前にその日経験したポジティブなことを思い出す:ネガティブな感情のまま眠りにつくと睡眠の質が低下します。できるだけ、その日に起きた「小さな出来たこと」に注目して振り返りましょう。
〇メンタル不調のサインを見逃さない
朝起きるのがつらい、食欲・集中力の低下、強い焦りや不安感が2~3間程度続く場合は、早めに相談窓口を利用しましょう。
執筆協力
当院メンタルへルスセンターでは、東北中央病院の理念である「心温かい信頼の医療」のもと、予防的な取り組みも含めて組合員の皆さまの心の健康づくりにお役に立てるよう、メンタルヘルス相談や研修等の心理支援サービスを行っています。お気軽にお問合せください。