梅雨とこころ
季節性感情障害(SAD)
梅雨に入ると、体が鉛のように重だるく感じる、億劫になる、決まって頭が痛くなる・・・。近年、こうした季節の変化に伴う心と体の不調を感じる人が増えており、医学的には「季節性感情障害(SAD)」と呼ばれています。快適な室温に保たれた人工的な環境に過ごすことで、体が本来持つ自然な季節の変化に対応する抵抗力を弱めてしまっているのかもしれません。梅雨時期は、気圧や気温、湿度や日照時間の変化と上手に付き合いましょう。
梅子黄(うめのみきばむ)
6月は二十四節気の芒種の末候、七十二候の「梅子黄」の月です。その名の通り、梅の実が黄色くなって熟す頃です。梅雨もちょうど梅が熟す頃に降る長雨ということから、そう呼ばれています。
いい塩梅
梅雨は湿気が多く、多くの人にとって気が重くなる季節といえます。しかし、自然界にとっては「恵みの雨」として稲や野菜の成長に大きな役割を果たしています。また、「塩梅」という言葉があるように、ものごとには「ほどよい加減」があります。何事もやり過ぎず、遠慮しすぎることなく、いい塩梅、いい匙加減を心掛けましょう。
おすすめの食材
この時期は太陽のエネルギーがたっぷり入っている天日干しをした乾物類、高野豆腐や干し椎茸、切り干し大根やひじきなどの食材がお勧めです。カルシウムや鉄分、アミノ酸やビタミンDなど、生の食品にはない優れた栄養価があります。また、食中毒をおこしやすい雨期、殺菌力の強い梅干しも取り入れましょう。昔の人々の深い知恵を感じながら、梅雨を乗り切りましょう。
執筆協力
公立学校共済組合北陸中央病院メンタルヘルスセンターでは、メンタルヘルス相談や日曜電話相談、メンタルヘルス訪問相談などを実施しています。教職員の皆さんが、心身ともに健康でいられるように”ちょっと心がととのう”お手伝いをしています。ぜひお気軽にお問合せください。