「自分の周りを整えよう~整理整頓の効果~」
片付けをしたらすっきりする、学生時代のテスト前に片づけをしてしまう...といった経験はありますか?今回はメンタルヘルスに与える整理整頓の効果をお伝えします。(表1)

「散らかった環境の悪影響」
散らかった環境は、常に大量の情報にさらされた状態のため視覚的に混乱し、必要な情報が選べない悪循環に陥る傾向があります。無意識のうちに精神的緊張をもたらし、散らかっていることで自分を攻撃してしまい、イライラや落ち込みを感じやすくなります。また、自己管理能力が下がり、日々の家事やトレーニングをさぼりやすくなります。
「整理整頓の効果」
整理整頓には単純な反復動作が多く、幸せホルモンのセロトニンが分泌されストレスが軽減されます。散らかった環境は思考の混乱が目の前に現れた状態のため(問題の外在化)、問題解決の行動として整理整頓が促されます。整理整頓は前頭葉を活性化させ、思考を整理する効果があります。
「整理整頓の方法」
不要なものを捨てることから始め、定位置を決めましょう。
① 不要なものを捨てる
捨てる行為は、現在の自分にとって効果的なものを選別できるため、心理的負担が軽減する効果があります。悩むものは一時的な保存場所を作り、期間を決めて、捨てるもしくはリサイクルするなど手放していきましょう。
② 整理整頓 カテゴリーや使用頻度に合わせた収納をし、定位置決めましょう。
③ 整頓された部屋の維持 毎日5分間部屋を見渡すなど、定期的な見直しを習慣化しましょう。

整理整頓は作業効率にも心理的にも良い影響を与えます。ぜひ周囲を見渡して環境を整えてみましょう。
参考文献
・一般社団法人日本産業カウンセラー協会(2023年8月4日の記事)
「知ってたら掃除がしたくなる!心理学が教える「片付け」の効果6選」
・厚生労働省アクションチェックリスト作成ワーキンググループ編 平成15年度厚生労働科学研究
「職場環境などの改善方法とその支援方策に関する研究」
・近藤麻理恵(2011)「人生がときめく片付けの魔法」株式会社サンマーク出版
・埼玉県教育局教育総務部福利課健康づくり・メンタルヘルス担当(2024年9月)
「ストレスチェックの集団分析結果を活用した職場環境改善事例集~職場環境改善の好事例~」
執筆協力
四国中央病院では、個人を対象としたメンタルヘルス相談、職場復帰支援、メンタルヘルスチェック、学校等の団体を対象とした講師派遣(講演等)を行っております。多くの組合員さまにご利用いただきたいと思っております。詳細についてはお気軽にお問い合わせください。