予防と対応
心理的安全性
最近いろいろなところで"心理的安全性"という言葉を聞く機会が増えました。この"心理的安全性"がチームのパフォーマンスを左右する重要な要素だと言われています。
心理的安全性ってなに?
「自分の意見や疑問を表明しても、他のメンバーから否定的に評価されない」とメンバーそれぞれが確信できる状態のことを言います。つまり、"誰でも自分のチームに対して、いつでも率直に意見や質問ができたり、違和感を指摘することができること"を言います。これは単純に周りの人にいい顔をする、取り繕うということではありません。自分の考えと違う場合には「私はそう思わない」とはっきりと言うことができることを指します。
心理的安全性が高いとメンバーが自由に発言でき、いろいろな価値観がチーム内で共有されるので、チームの視野が広くなります。その結果、チーム全体の問題解決能力の向上に繋がります。
心理的安全性を損ねる要因『4つの対人関係リスク』
心理的安全性を損ねる要因とそれによる影響を表にまとめます。

これらの不安を抱えていると、「どうせ批判されるなら、何もやらないほうがいい」と考えるようになり、チームに必要なことでも行動できなくなってしまいます。
心理的安全性を高めるためにできること
心理的安全性を高めるためにはコミュニケーションに工夫が必要です。
日々のちょっとした声掛け、助け合い、新しい挑戦を応援する姿勢やいろいろな価値観を受け入れる態度が心理的安全性を高めるポイントです。相手の意見の良い点を褒めたり、当たり前のことでも感謝を伝えたりなど、やりやすいことから取り組んでみてください。
誰もが働きやすい心理的安全性の高いチームづくりには一人一人の心がけが必要です。
執筆協力
関東中央病院メンタルヘルスセンターは、公立学校共済組合員からのメンタルヘルス相談、メンタル不調で休職中の組合員を対象とした復職支援プログラムを実施しています。 また学校管理職の相談、共済組合各支部からの講演依頼も積極的に受け付けており、医師・心理士・保健師が協働で、教員のメンタルヘルス不調予防策の実践と開発に取り組んでいます。