生活
より良い眠りのために
より良い眠りのためには、「生活リズム」を整えることが大切です。
生活リズムとは、ただ毎日同じ時間に起きたり、食事したり、寝たりするという「決まった周期」のことではありません。もちろん、決まった時間に行動する規則正しさは必要ですが、義務的にこなすだけではリズムにはなりません。
大切なのは、毎日の行動を「心地よい」「楽しみ」と感じられることです。
たとえば、美味しい食事をゆっくり味わう、入浴をゆったり過ごせるよう工夫する、料理が好きな人は料理の時間を楽しみにするなど、ご自身が心地よく感じることを生活の中に積極的に取り入れてみてください。こうした"快さ"が生活リズムの土台になります。
私たちの体には「体内時計」があり、睡眠・体温・血圧・ホルモンなど多くのリズムを約1日周期で調整しています。しかし、この体内時計は本来24時間より少し長いため、そのままでは毎日少しずつずれてしまいます。このずれをリセットする最も強い刺激が「朝の光」です。
朝、起きてから2時間以内に太陽光(曇り空でもOK)を浴びると、夜に分泌されていた眠りのホルモン・メラトニンの分泌が止まり、そこから約15~16時間後に再び眠気が訪れるようになります。これが体内時計のリセットです。
週末に朝寝坊をすると光を浴びる時間が遅れ、その夜の寝つきが悪くなり、月曜の朝がつらくなります。できるだけ毎日同じ時刻に起き、朝の光を浴びる習慣を続けましょう。
運動量の確保も、眠りの確保には大切です。運動不足の日によく眠れないことは、多くの人が経験していると思います。大人の場合、息が少し弾む程度(通勤時のウォーキング程度)の運動を1日30分以上確保することが推奨されています。
執筆協力
関東中央病院メンタルヘルスセンターは、公立学校共済組合員からのメンタルヘルス相談、メンタル不調で休職中の組合員を対象とした復職支援プログラムを実施しています。 また学校管理職の相談、共済組合各支部からの講演依頼も積極的に受け付けており、医師・心理士・保健師が協働で、教員のメンタルヘルス不調予防策の実践と開発に取り組んでいます。